エンデュランス号漂流記

著者:アーネスト・シャクルトン 発行所:中央公論新社
訳者:木村 義昌・谷口 善也

1914年、日本は大正3年、第一次世界大戦勃発の年である。
しかし、未踏の地に自国の国旗を立てる冒険での戦いは始まっていた。
南極点到達は、わずかの日数で、ノルウェー隊に先んじられたイギリス
探検隊は、南極大陸横断の敢行に取りかかった。
アーネスト・シャクルトンを隊長として27人の乗組員は、エンデュランス
号で意気揚々と南極大陸へ向かった。
しかし、すさまじい流氷に閉じ込められて身動きが出来なくなる
エンデュランス号。
この当時の船乗りは、壊血病で亡くなっていく者が多く、また人間
社会から完全に切り離される生活からくる心の病も深刻な問題でもあった。
流氷に押しつぶされる船から脱出、約1年8ヶ月にも及ぶ漂流の中で、常に隊員の
希望を失わせず、冷静な判断と素早い決断で、全隊員の命を救った。

☆☆☆☆☆
類いまれなリーダーシップを発揮したアーネスト・シャクルトン。
最後に、シャクルトンの名言をご紹介します。
【目標を失ってしまったら、新しい目標を目指せばいいんだ。】

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