サハラに死す

著者:上温湯隆(かみおんゆ たかし)
構成:長尾三郎
発行所:山と渓谷社

著者上温湯は、1970年高校を中退して、二年間あまりで、50数ヵ国
をヒッチハイクで巡り、サハラ砂漠を三度に渡り縦断、すっかり
サハラ砂漠に魅せられた。
帰国後、単独で世界初のサハラ砂漠横断(7000キロ)に挑戦するため
1974年出発。しかし、3000キロほど歩いた所で断念、翌年5月に再挑戦する。
5月16日に出発、29日にマリ国北部の砂漠で渇死した上温湯が発見された。
出発からわずかな期間での不可解な死であった。
弱冠22歳であった。
読んでいて、植村直巳に共通する点が多くありました。
誰とでも親しくなり、一緒に食事をして、一緒に眠る、
現地になるべく溶け込み、すごい行動力と緻密さがある。
おそらくサハラ横断していたら、次々に冒険の記録を塗り替えていった
であろうと思います。☆☆☆☆

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